母乳育児のこと (その 2) 「桶谷式 母乳で育てる本」の続きです。
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息子が生まれてから 2 か月を過ぎるまでの間、母乳不足なのではという不安からいきあたりばったりの授乳を続けていましたが、「桶谷式 母乳で育てる本」を読んで、もう一度母乳育児に挑戦したいという気持ちがが強くなりました。
当時の 1 日の授乳回数は、夜中から午前中にかけて母乳のみ 3 ~ 4 回、お昼頃から夕方にかけて母乳 + ミルク 2 ~ 3 回、夜と寝る前にミルク 2 回という感じで、これからでも完全母乳にすることは可能なのかどうかが大きな疑問。そこで、この本の巻末リストで知った同じ市内に住む助産師さんに相談してみようと予約の電話を入れ、相談室へと出かけました。
カルテを書いた後、当時の授乳の状況を説明し、そういう状態でもこれから完全母乳にすることは可能なのかが知りたいのだという話をしたところ、「とりあえず母乳の状態を診てみましょう」ということで、まずは乳房マッサージを受けました。出産後に産院で受けた乳房マッサージは、拷問かと思うほど痛いマッサージでしたが、桶谷式のマッサージは噂通りまったく痛くなく、気持ちが良いほどシュワシュワ母乳が湧き上がってきて驚きました。
このマッサージ中に母乳の状態について受けた指摘は次のようなものです。
母乳の分泌は悪くはないが、乳腺が痛んでいる
「搾乳器を使っていますか?」と聞かれました。ミルクだけの授乳のときには搾乳器を使って母乳を搾って捨てていたと答えると、これから搾乳するときは手搾りでするように言われました。搾乳器を使うと乳腺を痛めることがあるそうです。ただ、普通は当時の私のように 1 日の母乳を与える回数が少ないと徐々に母乳の分泌は低下していくところをなんとか維持できたのは搾っていたからだとか。「ラッキーでしたね~」と言われました。
搾乳器の話が出たので、実は搾乳したときの母乳の量がいつも 50ml 程度しかないのだということも話しました。すると、「搾乳器で搾れる量は、赤ちゃんが実際に飲んでいる量よりずっと少ないんですよ。気にしなくて大丈夫」というお話でした。母乳の分泌については一番心配していたことでしたのでほっとしました。
飲み残しのおっぱいがかなり残っている
初めのうちに出てきたおっぱいは、色が濃くて冷たいおっぱいでした。これはかなり前に分泌された飲み残しのおっぱいで、赤ちゃんにとっては不味いおっぱいなのだそうです。授乳の後は、お猪口一杯分くらいを軽く手搾りするように言われました。
その後、実際に息子におっぱいをあげる様子を見て貰い、次のような話を聞きました。
飲み方が浅い
息子は舌小帯 (舌と下あごを繋いでいるスジのようなもの) が短めで、そのためにうまく乳頭に舌が届かず浅い飲み方になっているようだとのことでした。この舌小帯短縮症は成長するに従って改善されていくので特に心配する必要はないそうですが、上手にたくさん飲めるようにするために、以下の点をチェックして飲み方を直すように言われました。これは前回紹介した本にも書かれていることでしたので気をつけていたつもりでしたが、できていなかったようです。
ミルクの使い方
「今日この瞬間から完全母乳にしようとは思わず、まずは 1 週間、1 日 8 回以上母乳を飲ませることから始めましょう」とアドバイスされました。頑張りすぎないでね…と。疲れてどうしようもなくなったら、2 ~ 3 時間で次の授乳ができるくらいの量に抑えればミルクを使って休んでも大丈夫。ただし、深夜から朝方にかけては一番母乳の分泌が良い時間帯なので、その間は必ず母乳をあげるようにとのことでした。
その後、手搾りでの搾乳方法を教わり、食事についての注意 (脂っこいものは避け、野菜中心の薄味にする) を受けて、その日は終了。帰り際に、「私は、赤ちゃんにとって一番の栄養はお母さんの笑顔だと思っています。母乳でもミルクでもお母さんの愛情は同じです。最終的に母乳育児が合わず、『やっぱりミルクで…』という決断になったとしても、それはそれでいいと思いますよ」と言われました。この言葉で、なんだかすごく気が楽になりましたね。あまり先のことは考えずに、とりあえず 1 週間やれるだけやってみよう。そして、もうこれ以上は無理だと思ったらそのときにまた考えればいいや。そんな風に思いながら、帰宅の途に着いたのでした。
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息子が生まれたばかりの頃、「赤ちゃんのお世話」に関して近しい人たちからいろんなアドバイスを頂きました。そんな中、時々「そういうやり方は良くない。私の時はこうしていた」という言い方をされることがあって、私のことを心配してくれてのことと頭では解っていても、かなり少々、鬱陶しく感じていました。
たとえば、桶谷の本を読んで以来、息子がぐずったらできるだけ抱っこして少し構ってあげるようにしていたのですが、それを「抱き癖がつくから良くない。赤ちゃんにとって泣くのは運動。私の時は授乳のとき以外は泣いても放っておいたわよ」とかね。桶谷のマッサージに通うことについても、「そんなことに時間とお金をかけてまで母乳にこだわらなくてもいいんじゃないの?暇なのね~」と批判的に言われることがありました。
赤ちゃんの健康や安全に関わる話なら有り難く受け止めるけれど、単なる方針の違いなのに「良くない」という言葉を使われることに、とても腹が立っていました。
初めのうちは、自分がどのように赤ちゃんに接していきたいのか、どうするのが一番自分の気持ちにしっくりくるか、そんなことも曖昧なまま試行錯誤の手探り状態で、それでも日が経つに連れて、だんだん自分なりの考えやり方がまとまってくるものだと思います。周りで見ている育児経験者にはそれが不安定に思えて、何かアドバイスを…と思うのかもしれませんが、そんなときに「良くない」 という言葉を使われ、「こういう時にはこうするのが正解」のような押しつけを言われてしまうのがとても嫌でした。100 人のお母さんがいれば 100 通りの赤ちゃんへの接し方があると思うし、自分と考え方が違うなと思っても否定的なことは言わず、暖かく見守って欲しいなぁと思うのです。
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またまた長文になってしまいましたので、今日はこのへんで。桶谷の相談室のことは、もう少し書きたいと思っていますので、もうしばらくお付き合い頂けると嬉しいです。
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